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安倍政権の危うさと格差社会の深刻化

2006.10.12

小泉首相の退陣とともに、A級戦犯容疑者だった岸信 介元首相の孫・安倍晋三内閣がスタートした。別に血筋でレッテルを貼るわけではないが、安倍首相自身がその著書「美しい国へ」で、祖父・岸信介を誇りとし、その首相イメージを意識して「闘う政治家」を気負っているのだから、その危うさが際立つ。ある人が、小泉首相は「右翼的」だったが、安倍首相は「右翼」そのものみたいだと評した。
小泉時代の5年間に、国民生活の貧富の差は大きく広がった。不良債権を処理し、景気回復を軌道に乗せたというが、国の借金は150兆円も増え、年収200万円以下の給与所得者は140万人も増えて1000万人近い数に上った。平均的サラリーマン(年収439万円)の税金と年金・健保などの保険料負担 は、計9万円も「増税」された。生活保護世帯は100万を超え、自殺者は3万人以上の高水準を維持している。安倍首相の「再チャレンジ政策」なるものが、 こうした人々を救済しようとしているとはとても思えないし、国民生活の悲惨さから目をそむけた「美しい国」イメージには、空恐ろしさを覚えるのである。
地方の格差も広がり、東京や愛知はいま「勝ち組」を誇っているように見える。しかしその愛知でも、その内部の格差は確実に深刻化している。大企業と中小零細企業の差、正社員と派遣・パートの差、経済力による教育機会の差、これらが、愛知のモノづくりを支えてきた「人材(財)」=人づくりのシステムを、急速に蝕んでいるのだ。
私たちが知事候補として石田芳弘氏を選んだ最大の理由は、こうした現状認識を強く共有しあえたからである。石田氏が現職の神田知事を超えるリーダーであ るかどうかは、今後提示されるそれぞれの「マニフェスト」(具体的な政策公約)を見比べ吟味する中で、県民の皆さんにじっくりと判断していただきたい。ま ずは、県民の選択肢として二人の知事候補が真剣に競い合う形ができて本当によかったと思う。