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小泉に奪われた「改革」の旗印 

2005.09.25

恐るべき総選挙の結果であった。政権交代の悲願はしばらくお預けと成り、民主党にとっては臥薪嘗胆、捲土重来の日々が続くことになる。民主党内には「得票は減っていないのだから、そんなに気落ちする必要はない」とか、「小泉の最後の栄華で長続きするはずはない。すぐぼろを出すだろう」などという慰め、気休めの声も聞こえるが、私はそれは甘いと思う。
改革派の本家であるはずの民主党が、その最大の武器とすべき「小選挙区制」と「メディア利用」の二つの主要な土俵で「完敗した」と受け止められなければならないと思う。これまでの民主党の躍進を支えてきた都市部、若年層、ホワイトカラーの浮動層の数百万票が自民党に流れ、小泉に軍配を挙げたのである。これらの人々はこれまでの政治に最も強い不満を持ち、改革志向が強い層である。この層を安定的に獲得しなければ、絶対に民主党政権が成立することはないだろう。私の親しい支援者の中にも、「悪いが、今回は比例は『小泉』(自民党)に入れるよ」という人が何人もいた。この人たちの目は決して節穴でもなければ、軽佻浮薄な人種ではない。こういう人々の選択眼を侮ってはいけないと痛感した。
どうすればこの人々の改革への期待と支持を民主党に取り戻すことができるのか。前原さんを先頭に、深刻な戦略の練り直しが必要だ。先日の民主党代表選出は、全党のそんな危機感を汲み取った結果と信じたい。