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名古屋市長選で問われる「マニフェスト」の質

2004.12.26

愛知県にとっては、まさにこの10年余の苦労の種が花咲く2005年の幕開けです。中部国際空港が2月17日に 開港し、「愛・地球博」が3月25日に開幕するのです。これらは単にひとつひとつのプロジェクトではなく、両輪のようにあいまって、この地域全体の経済や 社会に明るい波及効果を発揮しつつあります。そしてその要因に「地道なモノづくりの伝統」と、「堅実な生活感覚」があったことを、私たちは誇りにして良い と思います。
この春に行なわれる名古屋市長選挙も、そんな「名古屋人らしさ」を存分に発揮するチャンスにしたいものです。政権選択は「マニフェスト」で、という新し い政治風土を、民主党が作り出しました。この選挙でも当然、それぞれの候補者は、名古屋市で実現すべき政策を、数値や期限、財源や工程表といった具体的裏 づけを揃えて、市民に問い掛けることでしょう。
民主党は12月26日、推薦を求めている現職の松原武久市長と、くだんの河村たかし代議士を招き、直接それぞれのマニフェストを聴く会を開きました。こ の場で私が河村代議士に申し上げた事は次のような点です。「市長の給料を3分の1でいいとか、退職金は要らない」などというウケ狙いの項目を、目玉政策の 一番に掲げるようなレベルの低い市長選はやってほしくない。市議会を敵視するような言動を繰返しつつ、その議会の議決なしには実現し得ないマニフェスト を、さも市長になれば直ぐできるかのように言うのは不誠実であるばかりか、欠陥マニフェストであると。
松原氏についても言いたいことはいろいろありますが、堅実、着実に改革を実現しようとしている点は評価でき、河村氏との一番の違いです。河村氏のマニ フェストにはNPO政策などで優れた民主党的アイデアも数多く盛りこまれているだけに、彼の突端な個性によってその政策の信頼性まで損なわれているのは誠 に残念です。
県議団30人の議論の結果でも、河村氏のマニフェストを支持する人は一人もいなかったのは、このような事情によるものです。市長選までにはまだ時間があ ります。市民の皆さんも、パフォーマンスやイメージに惑わされず、同時に「おまかせ」に流されることなく、それぞれのマニフェストの価値と、現実性そして 真贋を、しっかりと見抜いていただきたいと思います。