HOME ブログ 今の愛知県議会に 欠けているもの
ブログ

今の愛知県議会に 欠けているもの

2014.07.01

左右を問わぬ多くの懸念を振り切って、「集団的自衛権」を容認する憲法解釈に安倍内閣が踏み込んだ。「専守防衛」「自衛のため」といいつつ、他国のために自衛隊が戦う「集団的自衛権」がなぜ必要なのか?日本が戦後一貫して守り続けてきた憲法解釈が、国民の意思を問うことも、国会論議を経ることもなく、変わりうるのか?衆参で与党が絶対多数の議席をもっており、アベノミクスの化けの皮がはがれないうちにやってしまわないと、「戦後レジュームからの脱却」を悲願とする安倍自民党の改憲への道が閉ざされてしまう。「今しかないでしょ」という焦りすら感じる強引さだった。
自民党が多数を占めている多くの地方議会からも、「解釈改憲」に対する異議や懸念を表明する動きが相次いだが、政府はこれを無視した。岐阜や三重の県議会、県内でも小牧市、半田市など十を超す市議会から意見書が上がった。大村知事も、「日本を取り巻く状況は、現時点で、個別的自衛権などで対応可能」というコメントを、中日新聞に明らかにしている。
しかし、残念なのは愛知県議会の状況だ。この6月議会では、この政治上の重要問題に対して、意見を表明する議員も、知事に見解を問う質問すら皆無だったことだ。県民の政治的関心事に対して、あまりに鈍感すぎないだろうか。
鈍感すぎるといえば、民主以外の県議会各派が、県会議員選挙の「選挙公報の発行」をまたもや見送ってしまったことだ。有権者の立場に立てば、投票におけるもっとも公平で重要な判断材料になるはずの「選挙公報」がなくてもよいという理屈は、到底理解できないだろう。今の愛知県議会には、「愛と知のリベラル」が決定的に足りない!