令和6年一般会計・特別会計決算特別委員会 本文 2024-11-13

【高木ひろし委員】
 私からは、令和5年度決算に関する報告書321ページ、信号機改良の歩車分離式信号機の整備状況について伺う。
 また、この整備によって県内における整備数は累計で何か所になって、全国的にどれぐらいの整備状況に至っているのか、当県における整備の特徴について併せて伺う。

【交通規制課長】
 歩車分離式信号機の整備状況等について、令和5年度は67交差点に整備した。この整備により、当県における歩車分離式信号機の整備箇所数は844交差点となり、全体の6.5パーセントとなる。
 全国の整備率は、令和5年度末時点で5.0パーセントとなっており、当県の整備率は全国第5位となっている。
 次に、整備の特徴について、歩車分離式信号機はスクランブル方式、歩行者専用現示方式、右左折車両分離方式及び右折車両分離方式の四つの方式があり、近年、当県においては右折車両分離方式の整備を推進している。この方式は車両が交差点を右折する際、対向の直進車両と右折先の横断歩行者を赤信号で止めているため、車両と歩行者が交錯しないようになっており、特に車線の多い交差点において事故抑止に効果的と考えている。

【高木ひろし委員】
 この令和5年度の整備が行われたことで、交通事故の抑止にどのような効果が確認されたか。

【交通規制課長】
 令和5年度に整備した全ての信号交差点については整備から期間が短く、現時点で十分な検証結果を示すことはできないが、令和5年度に整備した右折車両分離方式の交差点においては、令和6年10月末現在、整備した方向における右折車両に起因する人身交通事故は発生していないので、一定の交通事故抑止効果が認められると考えている。

【高木ひろし委員】
 この歩車分離式信号については、今から16年前に私が一般質問において、熱田区でトラックが左折した際に横断歩道を渡っていた幼稚園登園中の親子をひいたという痛ましい死亡事故が起きたことをきっかけに質問し、かなりのペースで増えてきたものだと思う。
 私が調べたところ、当時16年前、歩車分離信号は愛知県内ではまだ148か所にとどまっており、普及率は1.1パーセント。それに比べると、今は6.5パーセント、箇所数にして844か所であり、16年で数倍、六倍、七倍にまで増えて、全国の順位も当時は最低レベルだったが、全国5位まで改善されてきた。これが全てではないが、愛知県における交通死亡事故、特に歩行者が犠牲となる交通死亡事故が減少、ワーストワンを脱出したことに対して貢献した度合いは決して少なくない。
 こうした事故抑止効果が明らかな、特に歩行者を守るための信号機の改良としては著しい効果が認められるこの問題については、車社会であり、ワーストレベルがまだ全国的にも高いレベルにある本県としては、モデル県としての取組を一層加速して進めてもらうことを要望して終わる。

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